みんな、息をするように恋をするのに、私は

『誰と誰が付き合いはじめた』

 

そんな話を聞くたびに、
よのなかの人は、私以外、

みんな、息をするように恋をしているなぁ、と思います。
それは、常日頃から、自分が恋愛向きで無いことを

自覚しているからなのだと思います。
恋愛への憧れと、簡単に恋愛ができる(ように見える)人々への妬み。

どうやら私は、ふつうの人のように、恋愛ができない。

恋愛の話になるたびに、

自分がふつうでないことを自覚させられる感じがして、
最近では、恋愛の話になりそうな場所からは
自然と、すこし、距離を置くようになった気がします。


こんなわたしでも、2年に一度くらいでしょうか、
異性に恋愛感情を持つことがあります。

でも実ったためしがない…

ときどき、私に興味を持ってくれる異性に出会うこともあります。

でも、好きになってくれる人を好きになれない。
この人私に気があるのかな、と思ったときから、
居心地が悪くなるというか、
その人を受け付けなくなっていきます。


そんなこんなで、年齢イコール彼氏いない歴を日々更新中です。


ネットで軽く調べてみたことがありますが、
自分を好きになってくれる人を好きになれないのは
自己評価が低いから、だそうです。

だから、
『自分なんかを好きになるような人は大した人じゃない
 自分が好きになるような人は、自分を相手にしてくれるはずがない』
と思うらしいです。

自己評価が低い…?

自覚がないのです。
子供のころから運動も勉強もある程度はできたので

自分に自信があったし、
働き始めてからは、仕事でも自信を少しずつつけてきました。
だから、自己評価が低いなんてことはないと思うのだけど。


あぁ、でも。


こと恋愛になると、たしかに自己評価が低いかもしれない。

多感な時期に、異性に軽んじられるような出来事を経験したり、
恋愛の成功体験を積んでこれなかったことが
コンプレックスになっていたり。

自分は恋愛には向いていない、と思っているのは、
自分は恋愛のフィールドに上がれるような価値がない、
と思っているのかも、しれません。

(書いていて悲しくなってきた…)


人生は短い。

苦手なことにかかずらって、

いつまでもうじうじ悩んでいるのもしんどい。
あるとき、私は、恋愛の、自分の人生における優先順位を、
意識的に下げることにしました。

恋愛は、無理に頑張らなくてもいいや。
恋愛は、来世で頑張ろう。

だから、今は、前よりもすこし、気楽に生きれている気がします。


でもときどき、

『誰と誰が付き合いはじめた』

こういった話を耳にしたときに、自分が閉じ込めたにがい気持ちが、
うにゅっと顔を出すのでした。

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