ちゃんと、暮らしたい

激務だった会社員時代

 

そこから離れて2年が経ちました。

いまは、田舎でのんびりと暮らしています。

家にいる時間が、とても長い生活をしています。

洗濯して、料理して、掃除して。

どれも完璧にこなせているわけではありませんが、

それでも、家で、ちゃんと暮らしています。

 

会社員時代は

平日は、朝バタバタ支度をして家を飛び出し、

夜22時過ぎに疲れきって帰ってくる。

ごはんをつくる気力なんて残っていないので、

コンビニで買ったカップラーメンをテレビを見ながら適当に流し込み

携帯を片手に布団にもぐりこんで、そこからダラダラネットサーフィン。

休日は、なぜか予定を入れないといけないような気持ちがあって、

忙しく友達と遊び回っていました。

 

わたしにとって家は、

寝て体力を回復する場所でしかなかったのかな。

 

かわいいものに囲まれたい欲求はあったようで、

かわいいシーツを買ってみたり、観葉植物を置いてみたり、

よくわからないインテリアを飾ってみたりもしてみましたが、

家のものを手入れするという概念がわたしには無くて、

シーツもまともに洗わず、

観葉植物は何度も枯らし

インテリアはほこりをかぶり。

でもそんなこと気にならなかったのです。

家に興味が無かったのだと思います。

 

暮らしを、おざなりにしていたなと、思います。

汚い部屋で、不健康なものを食べて、ダラダラ過ごしていた日々は、

まさに不健全。

 

なんだろう

ちゃんと暮らしてなかった頃は、

自分のために生きてなかった、くらいの感じがします。

雑誌に載っているような、おしゃれ20代女子のライフスタイルをなぞってみたり、

友達と比較してもっと予定入れなきゃと焦ってみたり、

仕事で疲れてるを言い訳にコンビニに投資したり。

だから、早々に、誰のために働いているのかを見失いました。

 

お金をたくさんつかって、楽しいことをたくさんしました。

でも満たされなかった。

それは、自分のこころに穴があいてたからかな、と最近思います。

「暮らし」という部分が致命的に欠落していました。

だから、お金をつかっても、楽しいことしても、満たされるのは一瞬で

根本的な充足感は得られてなかったのかな。

 

その穴をふさげば、もしかしたら、もっと満たされた気持ちになれるのでは。

 

自分の暮らしに向き合って

自分がどうするのが心地いいのか真剣に考えて

こころの穴をふさぎたい

 

だから、ちゃんと、暮らしたい、です。